給食で食べたい 東京産小松菜 給食レシピコンテスト 結果発表

小松菜給食レシピコンテストとは

給食レシピコンテストとは、給食で食べてみたい「東京産小松菜レシピ」をWEBサイトで募集し、
応募された作品の中から素敵なレシピを表彰して、グランプリやその他の賞を決定する企画です。

  • グランプリ
  • 小松菜賞
  • 料理達人賞
  • プレゼンテーション賞
  • アイデア賞
  • 田中 延子氏
    元 文部科学省
    学校給食調査官
  • 白井 ひで子氏
    元 栄養教諭/
    文部科学省 功労者表彰受賞
  • 江口 敏幸氏
    元 栄養教諭 /
    全国学校栄養士協議会 監事
  • 梅原 陣之輔氏
    八雲茶寮 総料理長
  • 松岡 公介
    公益財団法人 東京都農林水産
    振興財団 事務局長

審査基準

  1. 調理技術
  2. プレゼン
    テーション
  3. 料理の
    完成度

入賞作品

  • グランプリ

    小松菜とチキンの
    イタリアンカレー

    高梨 藍さん

    鶏もも肉は、ヌルヌルして包丁では、切りにくいので、
    調理ハサミを使ってカットしています。
    カレーの野菜を、火が入りやすい様に薄切りにしました。

    野菜嫌いな人でも、美味しく食べやすい味付けにして、
    低学年も食べやすい甘口のカレーに仕上げました。

    審査員:松岡 公介
    多くの野菜を使ったレシピは、野菜嫌いな子でも食べやすい工夫が施されているうえに、小松菜の緑など野菜の色を活かした彩り豊かな見栄えで高評価でした。調理技術の高さも印象的で、使い慣れた包丁で段取りよく作業を進めていく姿から、ご家庭でもよく料理していることがわかりました。これからもぜひ料理を楽しんでください。
  • こましょう

    栄養満点!
    小松菜の混ぜご飯

    大山 陽介さん

    ぼくは3年生のころから地域のおじいちゃんに教わって
    野菜作りを始めました。その中に小松菜がありました!
    自分の作った野菜を自分で料理するのが4年生のぼくの目標です。

    材料を変えたり、分量を変えたりして家族にアンケートを取って
    このレシピにたどり着きました。

    おじいちゃんたちにもレシピを教えてあげたいです。
    小松菜を切るときのザクザクする音が、とても好きです。

    審査員:江口 敏幸氏
    4年生、大山陽介君の料理は自宅で4回も試作した力作で、しらすの塩分とごま油が小松菜とごはんを引き立たせ何杯でも食べられるほど美味しく出来上がりました。小松菜をたくさん使い、アンケートを実施しレシピを完成させた努力は小松菜賞に最もふさわしいものでした。
  • 料理りょうり達人たつじんしょう

    小松菜ボールのトマト煮

    荒川 桃花さん

    私は小松菜が苦手でしたが、小松菜にはたくさんの栄養があると知り、
    どうしたら食べられるようになるか考えて、私が好きなミートボールに
    入れたらおいしく食べられるのではないかと考え開発しました。

    料理のアピールポイントは、
    ①はんぺんを入れたこと。かさ増しになるのとふわふわな食感になります。

    ②小松菜の茎を先にバターで炒めたこと。小松菜の青臭さを無くすために
    バターで炒めました。

    審査員:梅原 陣之輔氏
    はんぺんを入れるなど、苦手な食材をどうやって食べられるようにするかといった工夫、また、調理中に煮詰まりそうなタイミングで水を入れたりするなど、臨機応変な対応が出来ていて素晴らしいと思いました。
  • プレゼン
    テーションしょう

    小松菜味噌つくね

    井手 心咲さん

    私は小松菜が好きですが、小松菜が嫌いな人も食べやすいよう工夫しました。

    小松菜のクセを抑える為に大葉を入れたら、小松菜が目立たなくなったので、
    代わりに生姜をいれました。2年生の妹が「生姜が辛い」と言うので、
    出来るだけ細かく切るようにしました。小松菜を塩揉みすると
    小松菜の美味しさも消えてしまったので、塩揉みはせずに、
    茎のシャキシャキ感が残る位の大きさに切りました。

    審査員:田中 延子氏
    「生姜のシャリシャリ食感、花かつお、醤油と味噌のハーモニー」と説明してくれた通りの美味しいお料理でした。しかも小松菜と豆腐を使っているのでヘルシーなお料理ですね。いつもお父さんにお弁当を作っているとのこと、お父さんも毎日嬉しいと思います。とても心温まるプレゼンテーションでした。
  • アイデアしょう

    小松菜ドライカレー

    小高 龍季さん

    工程が少なく野菜をたっぷり摂れるので季節関係なく食べられます。
    セロリが入ることでサッパリとなります。

    フードプロセッサーを使うことで野菜の水分のみで作ることが出来るので
    苦手な子も栄養を美味しくしっかり摂ることが出来ます。

    審査員:白井 ひで子氏
    料理好きの少年、小高さんという印象を受けました。色んな材料を使い、たくさんのアイディアで美味しい料理に仕上げてくれました。ぜひこれからも、色んな材料で料理を作ってください。おめでとうございます。

総評コメント

  • 田中 延子氏(元 文部科学省 学校給食調査官)
    小松菜が上手に使われていて、大人顔負けの美味しくてクオリティの高いお料理になっていました。給食に出てきたら、みんな喜んで残さず食べてくれると思います。また、皆さんの料理に対する拘りや情熱がすばらしくて、何日も練習を重ねて、最終審査に臨んでくださったことに感動しました。おかげで素晴らしいコンテストになりました。
  • 白井 ひで子氏(元 栄養教諭/文部科学省 功労者表彰受賞)
    小松菜を題材にした料理は、児童達に楽しいイメージが浮かぶのだろうかと少し不安がありましたが、様々な楽しい発想の料理が集まり嬉しく思いました。それぞれにコンセプトがあり、小松菜はまだまだ広がりのある食材なのかもしれないと思いました。真剣に料理と向き合う子どもたちの姿とも重なりそう感じました。
  • 江口 敏幸氏(元 栄養教諭 /
    全国学校栄養士協議会 監事)
    どのレシピにも写真が掲載されており自分自身で作った小松菜料理が語りかけてくるようでした。最終審査は、たくさんの大人の前での調理で緊張しながらの実技でした。しかし、出来上がった料理は味も見た目もきれいで甲乙つけがたいものでした。どの料理も素晴らしく審査員泣かせのものばかりでした。小学生の料理に対する想いが伝わってきました。
  • 梅原 陣之輔氏(八雲茶寮 総料理長)
    小松菜の特性を活かした料理や優れた調理工程は目を見張るものがあり、最終審査の際は多くの人を前に緊張を強いられながらも、集中力を発揮して料理を仕上げる様子に感動を覚えました。美味しいを通じて、東京産の小松菜や生産者のことを考え、学べたことは、応募者の皆さんにとって大切な経験となり、記憶に残るコンテストになったと思います。私自身も大変勉強になりました。
  • 松岡 公介(公益財団法人
    東京都農林水産振興財団 事務局長)
    初めて開催した本コンテストに、多数のご応募をいただき誠にありがとうございました。残念ながら受賞に至らなかったレシピの中にも、とても斬新な発想のものや、周りの意見を参考に何度も手直しして作り上げたレシピなど、印象に残るものが数多くありました。この機会が、ご家庭で「食のあり方」や「東京の農業」について考えるきっかけとなれば幸いです。最後に、各賞を受賞された皆様、おめでとうございました。